皆様こんにちは!
教務部のTです。
本日は終わったばかりの2018年度東京都立入試の英語について、振り返ってみたいと思います。
2018年度の都立英語の概要です。
問題番号 | 単元(内容分析) | 配点 | |
1 | 問題A | リスニング(対話) | 合計12 |
(1) | Which color train | 4 | |
(2) | What | 4 | |
(3) | What | 4 | |
問題B | リスニング(旅館の説明) | 合計8 | |
(1) | How long | 4 | |
(2) | What | 4 | |
2 | 図表 | 短い対話と図表の比較 | 合計24 |
(1) | 料金表と予定 | 4 | |
(2) | 地図からルートを決める | 4 | |
(3)① | 内容合致 | 4 | |
(3)② | メールの文中に3文英作挿入 | 12 | |
3 | 対話文 | AIについての対話 | 合計28 |
(1) | 下線部の書き換え | 4 | |
(2) | 下線部の内容 | 4 | |
(3) | 下線部の理由 | 4 | |
(4) | 下線部の書き換え | 4 | |
(5) | 下線部の書き換え | 4 | |
(6) | 適語補充 | 4 | |
(7) | 要旨把握 | 4 | |
4 | 長文 | 異文化理解 | 合計28 |
(1) | 下線部の書き換え | 4 | |
(2) | 本文内容に沿った英文整序 | 4 | |
(3)① | 内容合致 | 4 | |
(3)② | 内容合致 | 4 | |
(3)③ | 内容合致 | 4 | |
(4)① | 英問英答(選択) | 4 | |
(4)② | 英問英答(選択) | 4 |
昨年と大きく変化したところはありません。
昨年度から英作文が「メールの途中を書く」という形式になったため、
文章を読んでいかないと対応できなくなりました。
今後もこの形式が続くと思われるので
過去問をやる際は注意が必要です。
また報道にもあるとおり
英語のスピーキングが入ってくることにも注意が必要です。
英語ではリスニング以外に短い文が3つ
長い文が2つ出てきます。
普段の教科書よりもずっと長い文が出てくるので練習が絶対に必要です。
そのときに重要なのが「指示語」です。
例えば、
大問3の問題です。
Akira: I hear that, in the movie, there are amazing machines, like flying cars.
Daiki: Sounds interesting. People can’t make them now.
Chika: Will they make them in the future?
Bella:I’m sure they will.
〔問1〕
I’m sure they will. の内容を次のように書き表すとすれば□の中に下の
どれを入れるのがよいか。
Bella is sure that □.
アpeople will make a science fiction movie in the future
イpeople will make amazing machines in the future
ウpeople will make a shogi robot in the future
エpeople will make smartphones in the future
どうでしょう。
難しいでしょうか?
この問題を解くコツは「指示語」です。
まず、they will の後ろが省略されています。
これは「言わなくても分かる」からです。
選択肢が全て
People will make
となっていることからも分かるとおり
省略されているのは make であることが分かります。
その次に本文にちょっと色をつけてみましょう。
Akira: I hear that, in the movie, there are amazing machines, like flying cars.
Daiki: Sounds interesting. People can’t make them now.
Chika: Will they make them in the future?
Bella:I’m sure they will.
make の後に them がありますね。
さらに一つ前の文にもあります。
ここでthemがどういう意味なのか確認しましょう。
「彼らを?」
残念!!
それでは足りません!
「彼女たちを?」
まだまだ!
「それらを!」
その通り!
ここでのthemは「それらを」
つまり「前に出てきた複数の名詞」を指すのです。
そうすると何を指すのか明らかですね。
Akira: I hear that, in the movie, there are amazing machines, like flying cars. ←ここだ!!
Daiki: Sounds interesting. People can’t make them now.
Chika: Will they make them in the future?
Bella:I’m sure they will.
themが指していたのは
amazing machines, like flying cars.
つまり「空飛ぶ車のようなすばらしい機械」となります。
複数形の名詞につくSに注目してください。
ここまでくればできたも同然です。
〔問1〕
I’m sure they will. の内容を次のように書き表すとすれば□の中に下の
どれを入れるのがよいか。
Bella is sure that □.
アpeople will make a science fiction movie in the future
イpeople will make amazing machines in the future
ウpeople will make a shogi robot in the future
エpeople will make smartphones in the future
ということで正解は
イ「人々が将来すばらしい機械を作ること」
となるのです。
どうでしょうか?
このように入試においては指示語の把握が重要なのです。
もし長文問題をやる機会があったら
「この指示語は何を指しているのだろう?」
と考えながら読むといいでしょう。
他にもコツはいろいろあるのですが
続きはお近くの校舎で!
もう来年度の入試は始まっています!!
今からしっかり準備をしていきましょう!!
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