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南多摩中等教育学校の適性Ⅰ

公立中高一貫校をめざしてがんばっている皆さん

今年も適性Ⅰの作文問題は

共通問題以外では

各校の特色を活かした出題となっていました。

 

しかしながら、ここ数年来の傾向(けいこう)

同一テーマの2つの文章の一部を読ませて

その共通するテーマを考えさせたり

また、要点を50~60字程度で要約させたり

といった趣向(しゅこう)の出題が大勢を占めるようになってきました。

 

今年の南多摩中等教育学校でも

「わかったつもり」をテーマに

文章1では

「わかったつもり」とは、どういうことをいうのか、説明文の一部を読まされ

文章2では

地動説で有名なガリレオ・ガリレイの望遠鏡をめぐるエピソードが展開されてこのテーマにせまります。

 

さて、設問は2題です。

〔問題1〕は、ガリレオのエピソードの中から、

テーマである「わかったつもり」を具体的に50~60字の字数でまとめさせるものです。

いわば文章の要旨(ようし)・要約が求められる設問で

〔問題1〕をはずすわけにはいきませんね。

そこで

ガリレオの望遠鏡に驚喜(きょうき)した当時の学者たちがなぜ「この望遠鏡はおかしい」と言ったのか、考えてみます。

 

すると

学者たちが驚喜したのは

自分たちが普段から見聞きしていた山や森や建築物が

それもはるかかなたにあるそれらが

目の前にドーンと映し出されたからでした。

 

ところが…

その同じ望遠鏡で天体を見たとき

彼らの驚喜は「それはわれわれを

 

 

 

 

(あざむ)く」代物(しろもの)

という具合(ぐあい)一変(いっぺん)するのです。

つまり

当時、天上界は神が造られた完璧(かんぺき)な世界だと信じられていました。

それを(うたが)うものなどいません。

 

ところが

ガリレオの望遠鏡は

月のクレーター(凸凹(でこぼこ))をむざんにも映し出します。

 

自分たちの期待していた姿とは別の天体を映し出すガリレオの望遠鏡は

「下界には働くが天体には役に立たない」と結論します。

このことは

人はえてして

客観的な事実よりも主観的な思い込みの方を優先しがちだ

ということを表しており

これこそが「わかったつもり」の正体だということになります。

 

ここのところを50~60字にまとめて表すわけですが

これは、普段から100字、200字の要約文を書いて練習している皆さんにとってさほど(むずか)しい作業ではないと思います。

 

〔問題2〕の作文についても

文章1と文章2の内容をふまえて

「わかったつもり」から本当に「わかった」経験をまとめます。

こうした設問に対応するためには

普段からいくつかのポケット(書けるテーマの(たくわ)え)を用意しておく必要があります。

 

 

作文の適性検査は

こうした作文力をみがくことも大切ですが

何よりもまず

あたえられた文章をしっかりと読み

「たずねられていること」正確に答えを書くことです。

そのためには

決して「大雑把(おおざっぱ)な」読み方で終わらせずに(「わかったつもり」の原因)

問題文をしっかりと理解してから書き始めることですね。

春の学習フェアや春期講習では

まず問題文をしっかり理解できるようになること

を達成目標の一つにして勉強しましょう!