昨今の入試問題についてはいろいろな変化があります。
指導要領の変化もありますが「覚えて解く」→「考えて解く」傾向が強くなってきました。
今回は高校入試の数学についてピックアップしてみます。
2024年度都立の数学大問1で以下の問題が出題されました。
出る、出ると言われた「箱ひげ図」がようやく出題されました。
ただ学校のテスト問題と違って単なる箱ひげ図を求めたりするのではなく、そこから読み取れることは何かという思考が必要になります。
この問題の場合は消去法で正しいものはどれかという消し込みが大事になります。
正答はエですね。(解説を見たい人はこちらへ)
都立高校の入試問題においては消し込みをかけるにも必ず理由があります。
その理由は何かというものを探すために設問から読み取る力も必要になります。
また知識として選択肢エの四分位範囲という単語も覚えておかないと何を指しているかわからないですね。
見るべきポイントがわかれば簡単な問題ではありますが、入試演習などでもどう使えるのかという勉強が必要になります。
そろそろ期末テストも終え夏に向けて準備する期間になりました。
夏の講習などで1・2年生の復習をするには絶好の機会です。
代進の夏は総合的復習など単なる演習ではなく、点数につながる講習となっています。
ぜひご興味がある方は一度校舎までご相談ください。
→30m以上の箇所にC組は存在しない。
選択肢イ
→最も遠くまで投げているのはB組(35m以上)。
選択肢ウ
→15mを見るとA組に第2四分位数(中央値)が15mになっています。生徒数37名→中央値は上から(下から)19人目の生徒なので15mの生徒は存在する。
選択肢エ
→第1四分位数、第3四分位数の間なので図より幅が最も短いのはB組となる。
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