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大学入試 最前線

今回は、大きく変化している大学入試の「いま」について、最新の情報をご提供いたします。
「大学受験なんてまだ何年も先!」という中学生の方にもお役に立ちます。
いや、むしろ数年後に大学を目指す方にとって、より有益になるよう書いてみました。

 

現在の大きなトレンドはこの3つ!

 

【Topic 1】
新しい学部・学科創設の流れはさらに続く!

 

【Topic 2】
探究型総合型選抜の登場 より多様な入試へ

 

【Topic 3】
東洋大学がスタート! 併願可能な年内の基礎学力テスト型入試の動向は?

 

さっそく、詳しく見ていきましょう。

 

【Topic 1】
新しい学部・学科創設の流れはさらに続く!

 

現在のトレンドは「文系と理系の融合」です。
たとえば環境問題であれば、理系のテクノロジーと、文系の社会学/経済学/政治学といった幅広い分野の知見を組み合わせて考える必要があります。
あるいは、商店街活性化や空き家問題などの地域問題でも、コンピュータ(プログラミング、データサイエンス)を用いた分析が必ず必要です。
この動きは国が支援していることもあり、次々と新学部が登場しつつあります。どんどん実例を紹介しますね!

 

お茶の水女子大学は今年、『共創工学部』を設置しました。
工学と人文学・社会科学の知が協働することで、テクノロジーが関わる未来に新たな価値を創造できる人材の育成がねらいだそうです。

 

立教大学は2026年に『環境学部』を設置構想中です。
文系・理系を問わず幅広く学生を募集し、リベラルアーツ・グローバル・リーダーシップ教育を発展させる方針です。
大学で学ぶ科目も「データサイエンス科目」「リーダーシップ科目」を含む予定とのこと。

 

成蹊大学も2026年に『国際共創学部』を設置構想中です。
「文系・理系の複眼思考を持って、他者と協働しつつ社会課題の解決に果敢に挑戦する人材を育成する」という理想を掲げています。
この学部には「国際日本学専攻」「環境サステナビリティ学専攻」が設置される予定です。

 

ほかにも、
昨年には武蔵野大学が、科学技術の最先端の知見と心理学・環境学などを組み合わせた『ウェルビーイング学部』を設置していますし、
東京大学の秋入学5年制課程や、
山形大学の『社会共創デジタル学環』、どちらも文理融合です。

 

多摩地区では白梅学園大学が『子ども学部』の中に『デジタル・グリーン子ども学科』を2026年設置構想中です。

 

いかがですか?
入試科目は未定のところが多いものの、おそらくは文系科目と数学Ⅰ・Aと『情報』科目をカバーしておけば、現代社会の最先端の学びができる可能性が広がりますよ!

 

 

【Topic 2】
探究型の総合型選抜が登場 より多様な入試へ

 

いま大学へ入るときに一般入試から入る割合が50%を切っているのはご存知でしょうか?

いわゆる指定校推薦も含めると、推薦入試・AO入試⇒いまは「総合型選抜」が大きな選択肢になっています。
書類審査、面接、小論文などにかぎらず、高校で重視されることになった「探究」がキーワードの入試が登場し始めました。

 

今年の「進学進路相談会」にご参加いただいた大学からご紹介します。

 

全国トップクラスの人気を誇る千葉工業大学では『総合型(創造)選抜』を行っています。
学科によって細かい違いはありますが、1日目にプレゼンテーション資料を作成したり、講義を受けてレポートを作成したりした上で、2日目に面接がある形式が基本形のようです。
高校の成績(評定平均値)は条件にならないので、受験生の資質や姿勢が問われる入試になります。

 

続いてお茶の水女子大学の『新フンボルト入試』です。
文系の生徒さんの試験は、「プレゼミナール」で大学の授業を直接体験してレポートを書き、さらに図書館に6時間こもって小論文を作成する「図書館入試」です。
理系の方は「実験室入試」で知識の応用力を問うそうです。

 

どちらも、ペーパーテストに表れない学力を評価しようという試みです。
今後も他の大学へ広がっていく可能性が高いと思われます!
注目です。
中学・高校での「探究型」の学びが得意な学生さんには大チャンスですね。

 

 

【Topic 3】
東洋大学がスタート! 併願可能な年内入試の動向は?

 

今年の受験生にも影響しそうな発表が、東洋大学から先月ありました。
併願可能な「学校推薦入試 基礎学力テスト型」です。

 

特徴は、
・試験日が12月1日と早い!
・学校長の推薦と調査書があれば成績条件なし
・試験科目が2教科2科目と少ない! しかも英語外部試験スコアもOK。
・他大学や東洋大学の一般選抜と併願できる
というものです。

 

東洋大学によると「基礎」学力テストなので一般入試より若干易しい問題になる見込みだそうです。
一般選抜でさらに難度の高い大学を受けたい方にとって、12月前半のうちに合格を確保できるこの入試、けっこう志願者を集めるのではないでしょうか。

 

関西ではすでに近畿大学などで実績のある入試形式と聞いています。

いま高校3年生で、部活を引退したら一般入試の勉強をしようかな?と、のんびりかまえている生徒さんがいらっしゃるなら、急いで動き出しましょう!

 

代々木進学ゼミナールグループの高校部では、基礎から鍛えて一般入試に向かう指導もできます。
お近くの方はぜひ一度ご検討ください。

変わっていく大学入試、目が離せません!