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夜食にカツ丼食うべらず。

この数日で急に寒くなってきましたね。

期末試験を控えた中学生は体調管理に気をつけてくださいね。

 

今日は食べ物の消化についてお送りします。

期末試験や入試が近づくこの時期、

夜遅くまで勉強するとお腹が空いてしまいますよね。

するとついおにぎりや夕御飯の残り物といった夜食を食べたくなりますが、

ちょっと待って!

 

実は勉強に必要な脳のエネルギー源になるのは糖。

お米やパン、パスタといった炭水化物も消化されれば脳のエネルギー源になります。

しかし摂取された炭水化物が分解されて糖になり、

体内に吸収されてエネルギーとなるには約二時間かかるとされています。

ですから、

「夜食を食べてあと一時間だけ頑張ろう!」

といったときに炭水化物を摂取しても、

消化にエネルギーを使い眠くなるだけで逆効果なのです。

 

では夜食に何を食べたらよいのか。

 

まず、糖類。

それも単糖類はそのままエネルギー源になります。

今の時期ならのど飴。

勉強の手を休めずに済みますし、

喉の乾燥対策にもなります。

 

あるいは、ゼリーなどの流動食もすぐにエネルギーになります。

おすすめは、

今の時期ならしょうがをすりおろしてはちみつを加えた

ホットしょうが紅茶。

身体を温めて風邪予防にもなります。

 

「それじゃ足りないよ!」という場合には、

比較的消化の早い炭水化物である粉食の

パンやパスタを食べても構いません。

ただし、就寝時間を計算しておくことが大事。

例えば0時に就寝する場合は、

炭水化物は遅くても22時までに摂りましょう。

 

一方、

粒食のお米はエネルギー源になるまでに二時間以上かかるため、

遅い時間に食べるのは控えましょう。

 

また、油分の多い食べ物は消化の妨げになるので

夜は避けた方が無難です。

肥満の原因にもなります。

 

プロのマラソン選手やロードレーサーは

試合前日に炭水化物を多めに食べておき、

試合前は流動食、

試合中は飲み物でエネルギーを摂取するなど、

消化時間を考慮したコンディショニングをしているそうです。

 

もちろん成長期のみなさんはバランス良く食べるのが一番ですので

ここまでする必要はありませんが、

効率的に勉強するために消化にかかる時間を考えて食べてみてはいかがでしょう。

 

ロードバイク好きの教務部社会科Nでした。