「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
って言ったのは誰だったっけ?
そう
鉄血宰相ビスマルクだ。
実際は、かなり違うそうだけど
まあ、いいじゃないか。
格言とかことわざとかは
短く、端的に言い得ているに限る。
で、この言葉
「歴史」とは
他人の意見・アドバイスなんだろうし
「経験」といったら
「痛い」目にあった経験
つまり
何事かに失敗して
後悔の累積の上に築かれる苦~い思いということになる。
これから入試に向かう君たちにとっては
しっかり体に叩き込んでおきたい真理ではないかと思う。
入試で欠かせないのは敵情視察。
つまり
敵(実際の入試問題)を知ること
まさに「歴史」に学ぶわけだ。
「温故知新(ふるきをたずねてあたらしきをしる)」なんていうのもある。
新しさ
新規の発見は
先人の業績を知ることの中にある
ということだろう。
過去問をやり尽くして入試のパターンを知ることは
まさに「歴史」の読みあわせを繰り返すことだ。
一見
無駄に思える過去の轍(わだち)の上をなぞるように進むことが
実は
君たちを新しい光の下に連れて行ってくれる。
同じことの繰り返し
と見えたことが
実はとても貴重な知恵の蓄積になったりする。
だから
最後まで自分を見失わずに
試験当日を迎えてほしい。
最後に
フランスのことわざをひとつ。
Mieux vaut tard que jamais!
(何事も遅すぎるということはない!)
みんなのすばらしい笑顔を期待しています。
がんばってください。
教務部 TH
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