突然ですが、今年の都立入試の一部でした。
今年は盛んに理科が難しかったと言われていますが、
どこがどう難しかったのかを、今日はお伝えしたいと思います。
いきなり、上の問題に入る前に、まずは難しくなったと言われる原因がどこなのかを下の図で説明しますね。
従来の問題は設問もこれまでの過去問や摸擬試験の問題とほぼ同じような問題が多く、
「あー、このパターンの問題ね!」というパターンばかりでした。
したがって、過去問を解けば解くほど、高得点が取れるようになるというのが半ば常識でした。
しかし、今年度入試は
という、出題が多くありました。
①読解については、誤解をされる方が多いのですが、
文字数については、例年と同じくらいです。
毎年このくらいの長さの分は出ています。
決定的に違うのは、中身の難しさです。
特に実験2・結果2は非常に問題文が高度でした。
さて、この問2ですが、
普段は子の世代は「全て丸い種子だった」など、遺伝子としてはAaを連想させ、
孫の代で3:1となったがよく出るパターンですが、
今年度は「並葉の固体と丸葉の個体の比がおよそ3:1であった」とあり、
「子の代が3:1???孫の代じゃなくて???」となった受験生も多かったと思います。
そうなんです!
この問題は純系同士の組み合わせではなかったんです!
余談:Kが教えている村山校ではそんなこともあるかと思い、事前に対策を打っておいたので、生徒はニヤっとしたらしいです(笑)
でも、実はこの結果2は混乱させるのが目的で、
重要なのは「並葉の個体と丸葉の個体の比が3:1であった」の部分です。
要するに、並葉が優性、丸葉が劣性ということを言っているんですね。
②の知識としては、DNAという選択肢ではなく、
あえてデオキシリボ核酸を出してくるあたりが、
作問者の「難化させたい」という気持ちが伝わってきます。
昨年まででは、あまり考えられなかったレベルの細かい用語です。
この2つが分かっていると、ちゃんと答えられます。答えは イ でした。
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