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集団で学ぶ合宿の意義

日曜日, 8月 2nd, 2015

夏期合宿が近づいてきました。

なぜ慣れている校舎や先生の授業を離れ、

宿に参加したほうが良いのか?

 

突拍子もないかもしれませんが、

アリの行動からヒントを得たいと思います。

 

アリが大きな、体の何倍もの大きさのドーナツの欠片なんかを

集団で運んでいるのを見た経験はありませんでしょうか?

 

最近の研究で分かった事は、

あの集団でひとつの作業をするのには、

適正なグループの大きさと、

個々のアリの、

無駄にジグザグと巣に帰る動きにその秘密があるとの事です。

無駄にジグザグ歩く中で、

個々のアリが解決法を提示し、

集団の力がそれを課題解決を実現するのだそうです。

 

個別指導や小集団の授業は

なるべくジグザグと無駄に歩く事なく、

最短距離を目指し、

集団の力を必要としません。

これが校舎で行われる普段の授業だと思います。

 

The individuals come with the solution.

The group gives it the muscle power.

 

When groups are very small―just a couple of ants―each ant fights for a different direction and doesn't get anywhere.

But if the group is too large, the ants can't navigate around obstacles.

"Too many cooks spoil the both"

 

出典   National Geographic

 

合宿は集団の力を使って、個々の力を結集し、

かつそれぞれの能力を伸ばす仕掛けがたくさん用意されています。

 1匹のアリではなし得ない巨大なドーナツの運搬作業。

 ここに、合宿に参加する生徒のほうが、

秋以降に成績が伸びているデータの秘密があるのかもしれません。

 

★合宿での授業の様子

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